2022/05/24 09:00
ダメって言うのはダメ
こんにちは🌞フェリッサです🌞
そろそろ梅雨の時期ですね☔
ゴールデンウィークも終わり、祝日のない5月中旬から6月は、子どもたちにとって、とても長く感じる期間で、疲れてくる時期だと思います。
お子さまとコミュニケーションを取りながら、休息が必要な時は、心も身体も休める時間を作ってあげてくださいね。
さて、今回は、タイトル通り、「ダメって言うのはダメ」です。
お子さまへの育児で、
「~しちゃダメだよ!」
「これはダメな事だから!」
(いきなり)「ダメ!しないで!」
…よくありますよね。笑
ご家庭で、お店で、お友だちと一緒の時などなど、
やってほしくないことを、お子さまがついついやっちゃう、
がまんはしてるつもりだけと、ついついやっちゃう。
でも、発達に特性を持つお子さまは、分からなくても、分かっていても、行動に移してしまうことが多いんです。
「さっき注意したのに…!」
「何度言ったら分かるの!?」
…そう思うこと、ありますよね。笑
でも、さっき約束したこと、何度言われても、我慢できず、忘れたりもして、
やらかしちゃうんです…。
その時に、親としてどうしても出てくる言葉は、
「ダメ!」
ですよね。
して欲しくないから。
強く言うと聞いてくれるから。
その2文字を言うだけで行動が止まるから。
とっさに出る言葉がそれだから。
…親としては、色々な理由があると思います。
でも、「ダメ」って言っても、お子さまの行動や言動、その場では収まりますが、結局、同じことを繰り返しませんか?
それは、
「なぜダメなのがが分からない」
「なにがダメなのか分からない」
からなんです。
からなんです。
じゃあ、「ダメ」な理由をこどもにちゃんと説明してあげたら良いんじゃない??
そうですね。
「~だから、しちゃダメ!」
「~になっちゃうから、ダメ!」
実はこの言葉って、発達に特性を持つお子さまにとっては、
「ダメ!」
しか頭に残ってないんです。
ダメな理由を理解するよりも「怒られてる印象が強い」ので、
理由を聞いても頭に入らない or 聞こえない となり
「あぁ、ダメって怒られた」
しか思わないんです。
こうなってしまうと、怒られた発達に特性を持つお子さまはおおきく二極化します。
①ママが反応してくれるから、もっとダメって言われることやっちゃおう!
(※反応みたくて助長するタイプ)
②あぁ、ぼくは何をやってもダメなんだ・・・どうせ僕なんか・・・。
(※落ち込み、失敗を恐れてしまうタイプ)
①、②どちらのタイプになっても、お子さまやご家族にとって、マイナスな体験になると思われます。
・・・じゃあ、理由説明しても分からないならどうすれば!?
実は、発達に特性を持つお子さまが、ポイントがいくつかあります!
①「ダメ」を封印して、肯定の言葉を使おう!
タイトル通りのお話しになりますが、「ダメ」はお子さまの負の感情を強く引き起こす恐れがあります。
脅迫、怒号、嫌悪など、子どもが「ダメ」と言われることばの裏に、マイナスな感情を受け取ってしまう場合があるのです。
なので、「ダメ」はぐっと我慢して、
例) × 「走っちゃダメ!」
〇 「一緒に歩いてみよっか?」「忍者のように、しのび足で歩けるとかっこ良いかも??」
× 「弟くんを叩いちゃダメ!」
〇 「弟くんと、これ使って楽しく遊んでみるのはどお?」
× 「そんなところに登っちゃダメでしょう!降りなさい!」
〇 「そこに登るよりも、こっちに座ってる●●ちゃんが素敵だな~」
〇 「上手に登れたね!では、次はきゅうけいの時間ですので、●●選手は椅子にお座りください~」
などなど、肯定的な言葉かけをすると、子どもにとっては悪い気はしないので、
意外とすんなり聞き入れてくれることがあります。
「ダメ」をぐっと我慢って、本当に難しいです・・・。
つい言ってしまったときでも、言い直してみましょう。
思い出した時だけでも良いので、肯定的なことばを使ってみましょう。
親も練習が必要なんです。
少しずつ声かけができるようになっていきたいですね🌟
②声かけに笑顔を忘れずに♪
①の肯定的な声かけをしてみよう!と考えた時に、みなさんの頭の中でシミュレーションしてみてください。
お子さまに声かけしている時、笑顔になっていませんか?
「ダメ!」って言っている時は、確実にしかめっ面ですよね(笑)
子どもが興味を持つためには、「楽しそう!」「やってみたい!」のようなワクワク感が必要です。
脳のワクワク感をつかさどる部分へ呼びかけるために、
「笑顔で声かけ」
がとっても大切なんです。
親から無表情で、「歩こっか?」と言われたら、
冷静に怒られてる感じしますよね・・・。
肯定的な声かけ + 笑顔
一度、お試しください。
お子さまの変化が少しでもあると幸いです。
2022/05/13 12:40
訪問支援の空き枠について
こんにちは🌞フェリッサです🌞
保育所等訪問支援事業を開設して、はや1ヶ月半が過ぎました。
おかげさまで、園・学校様からご承諾いただき、お子さま方の訪問支援に行かせていただいております。
今現在、訪問支援の件数が次第に多くなってきており、今後、フェリッサの訪問支援をご希望される方には、空き枠が出るまでお待ちいただくことがあるかもしれません。
大変申し訳ございませんが、ご了承の程、よろしくお願い申し上げます。
2022/04/26 16:38
子どもが声かけに気付く、その方法
こんにちは🌞フェリッサです🌞
今日は前回予告していた、
「子どもが声かけに気付く、その方法」
についてお伝えしたいと思います✨
前回のお話しでもあった通り、
子どもは、デュアルタスクが難しいのです。
(※デュアルタスク・・・同時に2つ以上の作業をこなすこと)
1つのことに集中していたり、夢中になっていたりすると、
他のところから刺激が来ても、気になりません。
正直、大人でも難しい場合もありますよね。
子どもが遊んでいる、本を読んでいる、テレビを観ている時に・・・
「〇〇ちゃーん、ちょっとー!」
と声をかけても、振り向きもせず、反応なし、興味なし・・・。
大人はイライラ、怒ってしまい、
「ちょっと!なんで返事しないの!?」
・・・そんなん言われても子どもには聞こえて0ないんだもん・・・
怒られた子どもは、大人と同じようにイライラしてしまい、悪循環ですね。
そんな時は!
子どもに振り返ってもらえるような声かけをしてみよう!
・・・ん?どうやって??
実は、ものすごく単純なんです!
「名前を呼ばれるだけ」って、実は何度も何度も子どもは聞いてるので、
雑音レベルにしか聞こえなんです笑
だから、何度、名前「だけ」を呼んでも、
雑音や騒音と一緒なので、もし聞こえていたとしても、
聞き流しちゃうんです・・・。
じゃあ、子どもが「興味を引かれる声かけ」にすれば良いのです✨
例えば、
『キンコンカンコーン!〇〇ちゃん、〇〇ちゃん、至急ママのところへ来てくださーい!』
『〇〇選手!今日はママとのインタビューがあります!こちらへどうぞ!』
・・・みたいな、普段聞き慣れない擬音や、声かけを工夫して呼んでみてください。
「・・・えっ?」
「なになに?なにごと?」
普段、聞き流していた自分を呼ぶママの声が、いつもと違う!
と思って、思わず振り返ってしまうのではないでしょうか??
子どもも、大人も、同じ音に慣れると聞き流すことができるようになります。
他の作業をしていると、なおさら。ついには、聞こえなくなるんです。
同じ声かけ、名前だけ呼ぶよりも、はるかに効果的だと思います。
ぜひ、一度お試ししてみてくださいね✨
2022/04/25 16:03
声をかけても、気付かない、その理由
こんにちは🌞フェリッサです🌞
今日は、子どもに声をかけるときのポイントのお話をしたいと思います!
普段、みなさんが用事があって子どもさんを呼ぶとき、どうやって声をかけていますか?
・・・どうやってって、そりゃあ普通に、「〇〇ちゃーん」って
名前を呼びますよね?
でも、100%の確率で振り向きますか??
子どもさんが、テレビ📺観てたり、他のお友達👨👩と遊んでたりすると、
返事さえもせず、「無視」されちゃうことってないですか??
これって実は、無視しているわけではないんです。
単純に、聞こえてないんです。
声が小さいから、聞こえてないのではなくて、
「他のことをしているから」聞こえないんです。
子どもの脳は、大人と比べてまだまだ未発達です。
脳神経の回路の数が少なければ、情報を貯める量そのものも小さくて、
色んな情報を一度に処理できる脳の能力はまだまだ発展途上なんです。
テレビを観てる、遊んでるなど、自分の興味があるものに集中していると、
その集中へ脳をフル回転で使ってしまうので、
他の脳機能は使えなくなっちゃうことが多いんです。
なので、子どもにとって同時に課題をこなす(デュアルタスクといいます)というのは、
簡単にできることじゃないんです!
このデュアルタスク能力は、成長や発達に応じて、ゆっくりとできるようになってきますので、
おうちや学校で練習しながら、
少しずつできる姿を見守ってあげてくださいね🎵
・・・ちょっと待って、そのデュアルタスクが育つのは分かるけど、
子どもが声掛けに気付いてもらう方法とかないの!?
って思った方もいらっしゃいますよね?
忙しいなかや、してほしいことがある時、
振り向いてほしい、反応してほしいですよね!?
あります!笑
今回は、「子どもが声掛けの時に気付かない理由」をお伝えしました。
次回は、「子どもが声掛けに気付く方法」について、お教えします!
2022/04/21 16:47
気持ちの切替え、どう接してますか?
こんにちは🌞フェリッサです!
今日は、気持ちの切り替えのお話しをしたいと思います。
朝やっと起きてきたと思ったら、床にゴロゴロ・・・。
いつまでもゲームが終わらず、声かけをしても返事なし・・・。
お風呂にやっと入ったと思ったら、今度はお風呂で遊んでいつまで経っても出てこない・・・。
こんな経験、よくありますよね?
そんな時、どうされてますか?
「早くしなさい!」
「いつまでやってるの!?」
「そのままじゃダメでしょ!」
何もしない、気持ちが切り替えられないわが子に、ついつい出てしまうことば。
でも、よく考えてみてください。
自分が同じことを言われて、気分良く動けるでしょうか?
私たちも同じことばを言われたら、
イラっとしませんか?笑
そうなんです、子どもも私たちと同じように、強いことばや口調で言われると、
萎縮したり、やる気がなくなってしまうんです。
(今からやろうと思ったのに、言われたからやる気がなくなった)
こうなると、余計に気持ちが切り替えられず、ズルズルと時間だけが過ぎていく・・・。
そうならないよう、NGワードと、気持ちを切り替えるOKワードを知っておくとよいかもしれません。
×NGワード×
✖ ~しなさい! → 命令口調
✖ 止めないと(動かないと)、ご褒美なし! → 罰を与えるよう脅す
✖ 〇〇ちゃんはできてるよ! → 他の人と比較する
どれも、大人が言われても気分が良くない言葉ですよね。
★OKワード★
〇 ~してみる? ~するのはどう? → 提案・交渉してみる(お願いではない)
〇 止めたら(動いたら)、一緒にお菓子食べようか? → 興味があるものへ誘導する
〇 君はできること、ママ知ってるよ! → 子どもを認めてあげる
子どもだって、ひとりの人間として認めてほしいんです。
「いっつもママからグチグチ言われるの嫌なんだもん。ちゃんと褒めてほしいよ」
・・・言いませんけど。言えませんけどね。まだ子どもですもん。
でも、心の奥では、同じように思っているかもしれません。
褒められると、同じ目線で話してくれると、子どもも大人も嬉しいものです。
OKワードがいつか使えるようになれば、子どもがパッと動いてくれる日が来るかもしれません。
その時は、しっかりほめてあげてくださいね🌟