2024/01/15 10:00
振り返りのコツ
こんにちは🍀フェリッサです🍀
放デイ・訪問支援フェリッサが開設して、10日が過ぎました。
訪問支援は変わらず、学校で楽しく過ごすおこさまたちの様子を伺い、
放デイでは元気いっぱいに楽しむおこさまたちの姿を見ることができています😊
さて、本日は【振り返り】のコツのお話をしたいと思います。
おこさまが、お友だちとトラブルになった、
学校やデイで嫌なことがあった、
ご家庭で不満が爆発した、
などなど、おこさまがしてほしくない行動をとってしまったあと、どのように振り返りをされていますでしょうか?
ご存知だと思いますが、一番しない方が良いことは、
【怒りの感情を入れること】です。
怒鳴りつけたり、呆れたり、無視のようなことをしたりと、
【怒り】の感情をおこさまにぶつけることで、
おこさまは『自分は必要とされてないんだ』『兄弟より愛してもらえてないんだ』と、自己肯定感がだだ下がりしてしまいます…。
そしてさらに、親にされた態度をそのままお友だちや兄弟に対してしてしまう傾向があります。
昔を、皆さんも思い出してみてください。
部活の先輩たちにされた理不尽な言動を、新しく入ってきた後輩にも同じようにしてしまった記憶はないでしょうか?
負の感情は伝染します。
親子であっても同様に、【それが正義、当たり前】として、
相手にしてしまうことがあります。
「親の背中を見て子は育つ」
とはよく言ったものだなとしみじみ感じてしまいます。
そうはならないようにしたいですね。
…少し、話が暗くなったので仕切り直しますね。
それでは、お友だちとトラブルになった、嫌なことがあった、不満が爆発したなどのおこさまの言動に対して、
どのように振り返ると良いでしょうか?
ポイントは4つです。
①感情的にならない
②落ち着くまで待つ
③シミュレーションをする
④できたらめっちゃ褒める
①は、怒ることで前述したように、おこさまも外で同じようなことをしてしまうので、あくまで冷静に、フラットな感情でおこさまと話しましょう。
②は、おこさまがパニックになっている時に何を話しても耳に入らないので、クールダウンしてから話すことが必要です。
ただ、自傷や他害などの行為は止めつつ、さらには間が開き過ぎても、『何の話?』となることもありますので、落ち着いた直後のタイミングで、振り返られるように声をかけてみましょう。
③については、話し合うよりも効果が高いです。
聞くよりも実際に体験する方が、覚えるようになることが研究で報告されています。
実際のトラブル場面で、どのように対処すれば良いか、親子で一緒に考えたものを、お母さまがお友達役になったり、
お父さまがおこさま役になったりして、その場面を再現します。
おこさまも、自分の立場を客観視することで、冷静に考えることができます。
最後に④は、同じ場面でおこさまが上手に対応できた、トラブルが起きなかった、譲れたなど、前よりも進歩できたことがあれば、
それはもう大げさに褒めてあげてください!
そうすることで、おこさまも『これで良いんだ』という経験ができ、親から褒めてもらえたことで、自己肯定感も爆上がりです笑
…と言うように、振り返りは方法によって、おこさまの成長を伸ばせるチャンスでもあります。
上記の対応がすべてうまくいくわけではありませんが、参考にしていただけますと幸いです🙇♂️