2023/07/25 11:02
褒めるコツ その3 ~触覚編~
こんにちは🌞フェリッサです🌞
夏休みスタートしましたね!
保護者の皆さまは、どこに連れて行こう?何を経験してもらおう?と色々考えておられていると思います💦
自分も3児の父親として、色々なイベントを探しながら、思い出に残るような体験を計画中です✨
本日は、久しぶりになりましたが、褒めるコツ その3 ~触覚編~ になります。
お時間がある時に読まれてください🙇
【触覚】とは、
自分の身体の一番外側にある「皮膚」に入ってくる感覚刺激のことです。
暑い(熱い)、冷たい(寒い)、痛い、くすぐったいなど、皮膚が感じる情報を脳に伝える役割を持っています。
以前お話した、【固有受容覚】は、
筋肉や関節の動きを感じて情報を脳に伝えるので、【触覚】とは受け取る器官が違うことになります。
ここで、発達特性に関わる言葉として、
【触覚過敏】と【触覚鈍麻】
が出てきます。
【触覚過敏】は、さきほどの暑い、痛いなどの感覚に対して強く反応してしまうこと、
逆に【触覚鈍麻】は、ケガをしても気づいていない、寒い真冬なのに半袖半ズボンを着たがる、
などが挙げられます。(あくまで一例です)
周りから見れば、
「そんなに大げさに痛いとか言って。」
「暑いのに、長袖何で着るの?熱中症になるよ!?」
と思ってしまうと思います。
でも、発達特性を持つこどもたちにとっては、
それは生きるための自己防衛反応である場合があります。
『痛いから誰かに伝えたい、大丈夫って安心させてほしい。』
『太陽の光が暑すぎるから、長袖を着ていた方がマシだから。』
このような理由を上手く説明できれば、周りも納得できるかもしれませんが、
先に訴えや行動が出てしまいます。
そこで、おこさまが大声を出していたり、熱中症や風邪を引きそうで心配な時、
「こうしてほしい」と思った時、
まずは、おこさまが落ち着いているタイミングで、
「どうして大きな声を出したのかな?」
「どうして長袖を着たいと思ったの?」
と尋ねることで、おこさまが理由を話してくれるかもしれません。
大切なのは、おこさまが落ち着いているタイミングでお話することです。
理由が分かると、
「じゃあ、痛い時は、最初にママに教えてもらってもいい?」
「じゃあ、黒い長袖は余計に暑くなるから、白い長袖を着てみようか?」
というような、対策を考えることができる場合があります。
ここまでは、触覚の発達特性によって困りごとが起こった時の対策をお伝えしました。
お互いに落ち着いてお話をして、おこさまができた時にはしっかりと褒めてあげることが大切です。
ただ、【触覚過敏】や【触覚鈍麻】の影響を少なくすることができれば、
おこさまも保護者さまも困りごとが減ると思います。
そこで!触覚の感覚特性を軽減させる方法として!
おこさまへのマッサージをご提案します✨
「マッサージ?筋肉ほぐす?」
と思われるかもしれませんが、整骨院やリハビリで実施するマッサージとは少し異なり、
おこさまの過敏になっている肌を優しくなでてあげる方法になります。
褒める時に撫でる方法でも良いですし、
一番リラックスできる時、例えば、夜眠りに就く前など、
そばで背中や腕、脚を優しくなでてあげると良いと思います。
皮膚へ、撫でるような適度な刺激を入れ続けることで、
過敏になっている皮膚感覚は落ち着き、
鈍くなっている皮膚感覚は感覚を取り戻していく効果があります。
親子のスキンシップにも役立つと思います。
お話をしながら、少しずつ試してみて下さい✨
褒めるコツから少し逸れましたが、
皮膚感覚特性への対応をお話させていただきました🙇