2023/01/14 17:10
おこさまに冗談は通じますか?
こんにちは🍀フェリッサです🍀
久しぶりの発達のお話です✨
「冗談」が通じる人と、通じない人って、みなさんの周りにいらっしゃいますか?
仕事で、誰も手を付けてない書類があったとします。
ある部下に向かって、
冗談のつもりで、「この書類、まとめててほしかったわ~笑」
とつぶやくと、近くに居た部下が、凄く不機嫌そうな顔で、書類をまとめはじめていきます。
発達に特性のあるおこさまも同様で、冗談が通じる子と、通じない子がいます。
おこさまと何気ない会話のなかで、その場の雰囲気や勢いで、
◎おんぶした子どもに、「重いわ~」
◎『わたしはどこで産まれたの?』と聞いてきたこどもに対して、「●●くんは、おもちゃ屋さんで売られたから買って来たのよ」
◎上手くできず、失敗した子どもに、「お兄ちゃんならうまくできるのにね~」
このような声かけをすると、こどもは、
『僕は重いんだ…太ってるんだ…やせないと…』と思い込み、ご飯を食べなくなったり。
『わたしはパパとママの本当のこどもじゃないんだ…生きてる意味ない…』と思い込んでしまったり。
『お兄ちゃんはできるのに、ぼくはできない…ぼくはだめな子なんだ…』と、自己肯定感が下がってしまったり。
発達に特性を持ち、冗談が通じないおこさまは、思い込みが強くなることがしばしばあり、マイナスの感情が強く芽生えてきてしまいます。
そうなると、自暴自棄や自傷・他害行為など、色々な二次障がいにつながる可能性もあります。
できれば、冗談が通じにくいおこさまには、前述のような声かけはしない方が良いとは思います。
ですが、おこさまとの何気ない会話のなかで、つい口に出してしまう冗談があるかもしれません。
その時は、
すぐにおこさまへ謝ってください!
親になると、親の威厳やプライドを維持するため、自分の間違いを認めたくないので、
「いや、あればそんなつもりで言ったわけじゃないんだよ」
「冗談よ!冗談!そんな気にしないで!」
と言い訳をしたり、
そのまま、おこさまの機嫌が直るまで放置したりすることがあるかもしれません。
こどもにも、尊厳があります。深く傷つくことがあります。
もし、何気ない一言で、おこさまが傷ついていたとしたら、
「ごめん!今のはママが悪かった!」
「そんな言葉を使ったパパが悪かった!ごめんね…」
と、すぐに謝りましょう。
時間を空けないよう、秒で謝りましょう。
そうすることで、おこさまは親が真剣に自分と向き合ってくれていると感じてくれると思います。
結果、おこさまとの信頼関係も生まれてきます。
おこさまが、冗談が通じるか、通じないか、見極めながら声かけをしてみてくださいね✨
本日は、以上です🍀