2022/08/20 10:00
こどもの食事について
こんにちは🌞フェリッサです🌞
まだまだ暑い日が続いていますね🌞💦
今回は、こどもの食事について、少しお話をさせていただきます。
「ウチの子、食べることに全然興味なくて…」
「お昼ご飯要らない、朝を抜いて学校に行くなんて、当たり前よ」
ということはありませんか?
そもそも、現代のこどもたちは、「食」に関しての興味が薄れつつある、とされています。
それは戦後から、高度経済成長期に発展した日本が、モノで溢れた飽和時代に突入し、
食=ごちそう=嬉しい
という嬉しさよりも、
ゲームやYouTube、アクティビティ、本など、食への嬉しさに代わって嬉しさを感じることのできるものが、周りのすぐ手の届くところにあるからなんです。
それは、昭和から、平成、そして令和の時代になるにつれ、色んなモノが増えてきました。
だからといって、食欲は三大欲求のひとつで、そこまでの代替手段になり得るものなのかと、大人からしてみると疑問に残りますよね。
でも意外と、わたしたちが子どもの頃にも、
「いそいでご飯食べて、ゲームする!」
「いそいでご飯食べたら、遊びに行く!」
ってことをしていた気がしませんか?
食事は楽しみ、と感じるよりも、生活ですることの一部のような感覚になっていたのかもしれません。
そして、もうひとつの理由として、
「食」に関する経験が少ない
ことも挙げられます。
こどもたちは、まだ色んなものを食べた経験がないことで、どんな味がするのか、
美味しいのか、甘いのか、苦いのか、見当がつきません。
それでも好奇心から、食べてみて、「美味しい!」という経験をすると、
次から「またあれが食べたい!」と思うようになります。
経験しないことには、「食べたい!」という気持ちは出てこないですもんね。
逆に、食べて体験していないと、
「どんな味がするか分からない、得体の知れないなにか」
として認識してしまうことがあります。
ここから、発達に特性を持つこどもには、特有の感情が追加されます。
「おいしくなかったら嫌だなぁ」
「最後まで食べれなかったら嫌だなぁ」
というように、マイナスの予想、不安が、食べるよりも前に出てしまうことがあります。
しかも、その不安は口に出して説明することが難しいのも、発達の特性が影響しています。
なので親としては、
「なんで食べないの!?」
「おいしいから食べなさい!」
になりますよね。
無理やりな経験・体験は、こどもにとってマイナスな経験値として刻まれる可能性があります。
ただ、冒頭でもお話ししましたが、「食」に対する経験を上げるためには、まずは食べることが前提条件になります。
経験したことのない食べ物を、どうやって食べてもらうようにするか。
方法のひとつは、【お手本】です。
まずは親がこどもの目の前で食べて、
「サクサクして、甘みがあって、おいしいよ!」
「もちもちしてて、みかんの味に少し似てるかも!おいしいよ!」
というように、具体的な食感や味の感想を、実況中継してみます。
そうすると、こどもにとって「得体の知れないなにか」は、
「食べれるもの」「美味しいもの」として脳内で変換されてきます。
あとは、急かさず、こどもが食べ始めるのを見守ってあげてください。
食べた経験がないと、口の中でどのように嚙み砕いてよいか分からない、ということもあるので、
時間がかかる場合もあります。
特に食に関しては、急がせると、嫌な経験がプラスされますので、
たとえおいしいものでも、食べなくなってしまうことがありますのでご注意くださいね。
おこさまが食への興味を持っていける手段のひとつとして、使ってみてくださいね☺